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監督者:白澤光純
株式会社コンクルー 代表取締役CEO
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着工前日の夜、挨拶文をどう書くかで手が止まっていませんか。新築・解体・改修・夜間の4文例を無料で配布します(登録不要)。工事種別ごとに触れておくべき内容と、苦情の電話が来たときの初動の動き方もまとめました。
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着工前日の夜、近隣への挨拶文をどう書くか、パソコンの前で手が止まった経験はないでしょうか。前の現場で使った文面はどこかに埋もれてしまい、一から書こうとすると、固すぎる文章になったり、逆にくだけすぎて失礼にならないか気になったり。工事の種類によって触れておくべき内容も変わるので、毎回ゼロから考えるのは地味に負担が大きい作業ですよね。
しかも、近隣への第一印象は、工事が終わるまでずっと尾を引きます。最初の挨拶が雑だと、その後どれだけ丁寧に現場を運営していても、色眼鏡で見られてしまうことがあるので侮れません。
そして、挨拶文そのものより本当に怖いのは、工事が始まってからの「音がうるさい」「車の停め方が邪魔」といった近隣からの電話です。挨拶文は、苦情をゼロにするための魔法の紙ではありません。それでも、事前にひとこと伝えておくかどうかで、同じ苦情が来たときの相手の受け止め方は変わってきます。
そこで、コンクルーBaseで新築・解体・改修(リフォーム)・夜間工事の4種類に対応した近隣挨拶文のテンプレートを作りました。ダウンロードは無料、メールアドレスの登録もいりません。文例を紹介するだけでなく、実際に苦情の電話が来てしまったときの初動の動き方まで、この記事1本でまとめています。
細かい説明は後回しにして、先に配布します。ダウンロードしてWordで開けば、そのまま使えます。
工事の近隣挨拶文テンプレート 4文例セット(無料・登録不要)
新築・解体・改修(リフォーム)・夜間の4種類。
【 】を自社の情報に置き換えるだけで、そのまま配れます。
新築工事用をダウンロード(Word) 解体工事用をダウンロード(Word) 改修・リフォーム用をダウンロード(Word) 夜間・短期集中用をダウンロード(Word)
ファイル形式:Word(.docx)/マクロなし
【免責事項】 本フォーマットは、ユーザー様の自己責任においてご利用ください。内容の正確性について当社は保証するものではございません。万一、本フォーマットの使用により損害やトラブルが発生した場合も、当社は一切の責任を負いかねます。
このテンプレートでできることは、大きく3つです。
ダウンロードする前に、4つの文例がそれぞれどんな内容になっているか、実際の紙面で確認しておきましょう。どの文例も、頭語・時候の挨拶から始まり、工事の概要を「記」書きの表にまとめ、末尾に問い合わせ先を置くという、ビジネス文書としての基本の型は共通しています。違うのは、工事の種類ごとに特に気を配るべき一言と、記書きの中身です。
更地から建物が形になっていく新築工事は、基礎工事や骨組み(躯体)工事の時期に、重機の作業音や資材を運ぶ車両の出入りが集中します。文例では、この時期に音や車両が増えることをあらかじめ伝えたうえで、誘導員を配置して安全確保に努める旨を盛り込んでいます。生コン車や資材搬入車の出入りが読める工程になっているか、着工前に見直しておくと、文面と実態のずれを防げます。

解体工事は、重機による作業音・振動に加えて、粉じんの飛散が特に発生しやすい工事です。文例では、散水による粉じん対策や、養生・防音パネルの設置に触れたうえで、あらかじめお詫びする一文を新築版より前面に出しています。気をつけたいのは、この挨拶文とは別に、法令上の届出・掲示が必要になる工事があることです。詳しくは後述しますが、挨拶文の欄外に「別途手続きがございます」と一言添えておくと、近隣の方が後日ほかの標識や掲示物を目にしたときに混乱しません。

改修工事で気をつけたいのは、マンションなら共用の廊下・エレベーター・駐車場を一時的に使うケースがあること、戸建てや店舗なら居住・営業しながらの工事になるケースがあることです。文例では、共用部を使う場合はあらかじめ管理組合・管理会社と調整する旨と、居ながら工事の場合は生活動線や在宅時間帯に配慮して日中の決まった時間で区切って作業する旨を盛り込んでいます。マンションの場合は工事場所欄に号室も書けるようにしているので、掲示だけでなく各戸への投函もあわせて検討してください。

夜間工事で最優先すべきは、作業音の大きさそのものより「何時から何時まで行うか」を伝えることです。文例では、記書きの一番上に作業時間の欄を置き、他の3種よりも目立つ配色にしています。近隣の方の就寝時間帯と重なる可能性があるため、防音対策・低騒音型機械の使用や、車両のアイドリングを控える旨も盛り込みました。短期間で集中して終わらせることで、迷惑をかける期間そのものを短くする、という工程の組み方も一言添えておくと、受け取る側の印象が変わります。

工事の種類にかかわらず、近隣挨拶文には共通して入れておきたい項目があります。ここが抜けていると、あとから「言った・言わない」の水掛け論になりやすいので、書きながら一つずつ確認してみてください。テンプレートも、この並びで記書きの欄をそろえています。
項目 | 内容 |
|---|---|
工事名称・場所 | 何の工事を、どこで行うかを明記 |
工事期間 | 着工予定日〜竣工予定日 |
作業時間・休工日 | 実際の作業時間帯と、休む曜日・日 |
作業内容の見込み | 音・振動・粉じんが発生する工程の見通し |
車両の出入り | 資材搬入車・重機搬入出などの有無と配慮 |
施工会社名・現場責任者・連絡先 | 問い合わせ先。誰が窓口かを明確に |
工事期間や作業時間は、作業工程表で決まっている内容と、挨拶文の記載がずれないよう照らし合わせておくと安心です。
車両については、資材搬入や重機の出入りだけでなく、作業員の私有車の駐車でトラブルになるケースも見逃せません。近隣の家の前や、道幅の狭い生活道路に停めてしまうと、それだけで苦情の電話につながります。挨拶文に一行添えるだけでなく、着工前に作業員へ駐車場所を周知しておくという運用面の備えとセットで考えておきましょう。
そしてこの中で、実務上いちばん軽視されがちなのが連絡先です。会社の代表番号のまま挨拶文を配ると、近隣からの電話が現場になかなか伝わらず、対応が遅れてかえって話がこじれる、という状況が起こりがちです。現場責任者や現場代理人など、現場の状況をすぐ答えられる人につながる番号を書いておくことが、苦情をこじらせないための一番のポイントと言ってよいでしょう。
挨拶文の中身が決まったら、次はどこまで配るか、いつ配るかです。ここは法律で決まっているわけではなく、地域の慣習や現場の状況によって幅があります。断定はできませんが、実務では次のような進め方がよく見られるようです。

これらはあくまで目安であり、地域や現場の事情に応じて調整するものです。近隣付き合いの濃さや、過去にトラブルがあった現場かどうかによっても、適した範囲・タイミングは変わってきます。
この挨拶文は、施主と交わす工事請負契約書とは別物です。そしてもう一つ、工事の内容によっては、この挨拶文とも契約書とも別に、法令にもとづく届出や掲示が必要になる場合があります。あくまで名称と窓口の紹介にとどめますが、「挨拶さえしておけば手続きは終わり」と思い込まないよう、頭の片隅に置いておいてください。
いずれも対象となる工事の範囲や具体的な手続きは、工事所在地の市区町村・都道府県の窓口や、各省庁の公式案内で確認してください。届出・掲示の実務は元請業者が代行することも多いので、初めて扱う工事種別のときは、早めに窓口へ問い合わせておくと安心です。挨拶文の準備と並行してこれらの要否を洗い出しておくと、着工直前になって慌てずに済みます。
どれだけ丁寧に挨拶を済ませても、工事が始まれば苦情の電話が来ることはあります。挨拶文の役割は、苦情をゼロにすることではなく、苦情が来たときにこじれにくい関係を先につくっておくことです。だからこそ、実際に電話が鳴ったときの初動を決めておくことが重要です。

このやり取りは、作業日報に1行でよいので記録を残しておくことをおすすめします。「いつ・誰から・どんな苦情が・どう対応したか」が残っていれば、再発防止にも、元請への報告にも使えます。なお、対応がこじれて損害賠償や工事の差し止めといった話に発展しそうな場合は、自己判断で進めず、早めに弁護士など専門家に相談してください。
地域や会社の慣習によって考え方が分かれるところです。手土産を用意する会社もあれば、挨拶文と一言の説明だけで済ませる会社もあります。どちらが正解というわけではなく、自社の慣例や現場の状況に合わせて判断して構いません。
来ることはあります。挨拶は苦情の発生そのものを防ぐというより、苦情が来たときに「聞いていない」という不信感を減らし、話をこじれにくくするためのものと考えておくとよいでしょう。挨拶をきちんとしたうえでの苦情は、対応もしやすくなります。相手も「挨拶に来てくれた会社だから」という前提で話してくれることが多いためです。
共用部を使う工事や、掲示板への掲示をお願いする場合は、各戸への配布より先に管理組合や管理会社へ相談しておくと、後々の調整がスムーズです。テンプレートの改修・リフォーム版でも、この点に触れています。
自社の挨拶文として、文面を書き換えてお使いいただいて構いません。テンプレートそのものの再配布・販売はご遠慮ください。
登録は不要です。上のボタンからそのままダウンロードできます。
近隣挨拶文は、堅苦しい儀礼のための紙ではなく、工事が始まったあとに「聞いていない」という不信感を生まないための備えです。工事の種類によって伝えておくべき内容は変わりますし、配る範囲やタイミングにも唯一の正解はありません。それでも、書くべき項目を欠かさず、連絡先を現場に届く番号にしておくだけで、苦情が来たときの受け止め方は変わってきます。
今回配布した4種類のテンプレートを使えば、白紙から文面を考える手間はかかりません。まずはダウンロードして、次の現場から使ってみてください。
工事の近隣挨拶文テンプレート 4文例セット(無料・登録不要)
新築・解体・改修(リフォーム)・夜間の4種類。
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