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監督者:白澤光純
株式会社コンクルー 代表取締役CEO
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工事は途切れないのに支払日が近づくと通帳が心細い——建設業は材料費や外注費の支払いが先で、工事代金の入金は後から来ます。工事ごとの着工金・中間金と支払サイトを入れるだけで12か月の月末残高がわかる資金繰り表を、無料・登録不要で配布します。
AI搭載
コンクルーAI
顧客管理・見積作成・原価管理・電子受発注・請求支払いなど全ての業務がコンクルーAIひとつで完結


「今月も現場は途切れなかったのに、支払日が近づくと通帳を見るのが怖い」。町場の建設会社の社長さんから、いちばんよく聞く話です。見積の粗利は取れているはずだし、赤字を出した覚えもない。それなのに、大きい工事を受けるたびに「今月は回るのか」と胃が痛くなる。
建設業の資金繰りが苦しくなるのは、多くの場合、儲かっていないからではなく、材料費や外注費の支払いが先に出て、工事代金の入金が後から来るからです。 利益が出ているかどうか(損益)と、手元に現金があるかどうか(資金)は、別々に動きます。だから通帳の残高を見て一喜一憂するのではなく、これから12か月でいくら出ていくらが入るのかを、先に表の上に並べてしまうのが早道です。
そこでコンクルーBaseでは、建設業向けの資金繰り表エクセルテンプレートを作りました。工事ごとに着工金・中間金・完成金の入金予定を入れると、月次の資金繰り表へ自動で集計されます。外注費や材料費は支払サイト(何か月後に払うか)を反映して、出ていく月に自動でずれます。ダウンロードは無料、メールアドレスの登録もいりません。
細かい説明は後回しにして、先に配ります。ダウンロードしてExcelで開けば、そのまま使えます。
建設業の資金繰り表エクセルテンプレート(無料・登録不要)
工事別の入金予定から、12か月の資金繰りが自動で立ち上がります。
外注費・材料費は「発生月+支払サイト」で自動反映。原価・粗利(社内用)シートつき。
ファイル形式:Excel(.xlsx)/マクロなし・関数のみで安全に使えます
【免責事項】
本フォーマットは、ユーザー様の自己責任においてご利用ください。内容の正確性について当社は保証するものではございません。万一、本フォーマットの使用により損害やトラブルが発生した場合も、当社は一切の責任を負いかねます。
【免責事項】 本フォーマットは、ユーザー様の自己責任においてご利用ください。内容の正確性について当社は保証するものではございません。万一、本フォーマットの使用により損害やトラブルが発生した場合も、当社は一切の責任を負いかねます。
このテンプレートでできることは、大きく3つです。
シートは4つです。お客様に出す書類ではなく、社長が自分で先を読むための道具として作っています。
前月からの繰越に、収入(工事の入金・その他の入金)と支出(外注費・材料費・人件費・固定費・借入返済・税金など)を足し引きして、月末の現金・預金残高を12か月ぶん並べたシートです。工事の入金と、外注費・材料費の支払いは、次に説明する工事別シートから自動で入ります。小工事や常用のように工事別に管理していない分だけ、黄色いセルに手で入れてください。

表の下には「12か月の先読み」があり、いちばん残高が少なくなる月・そのときの月末残高・警告ラインを下回る月の数が自動で出ます。サンプルでは9月と10月の残高が薄くなり、11月の完成金でいっきに戻る、という動きが見えるようにしてあります(金額はすべて架空です)。
このテンプレートで、よくある汎用の資金繰り表といちばん違うのがこのシートです。上下2つのブロックに分かれています。
上は入金の予定。工事名と契約金額(税抜)を入れ、着工金・中間金の割合と、それぞれが入る月をプルダウンで選びます。完成金は残りの割合と金額が自動で入ります。下は支払の予定と粗利見込み。外注費・材料費と、それが発生した月を選ぶと、支払月は「発生月+支払サイト」で自動計算されます。

さらに右端には、工事ごとの原価計・粗利見込み・粗利率が並びます。粗利率が自分で決めた警告ラインを下回った工事は赤くなります。サンプルでは、着工金が薄くて先行支出が大きい大型改修工事が、粗利率でも赤くなるように作ってあります。資金繰りが苦しい工事と、採算が危ない工事は、かなりの確率で同じ工事です。それが1枚の中で同時に見えることに意味があります。
このシートはお客様には出さない社内用です。タブも赤にしてあります。
期首年月・期首の現金預金残高・消費税率・外注費と材料費の支払サイト・残高の警告ライン・粗利率の警告ライン、そして毎月の人件費と固定費を、ここでまとめて管理します。支払サイトや固定費を書き換えれば、資金繰り表と工事別シートの計算がまるごと切り替わります。

右側の「月リスト」は期首年月から自動で12か月ぶん作られ、各シートのプルダウンの元になります。月の表記がぶれると集計が崩れるので、月はこのプルダウンから選ぶ作りにしてあります。
このほかに④「使い方」シートがあり、3ステップの手順と注意点をまとめてあります。
先にテンプレートを配ってしまいましたが、なぜこの形にしているのかも整理しておきます。

製造業や小売業と違い、建設業はモノを引き渡してからお金をもらうまでが長い業種です。着工と同時に材料の仕入れが始まり、外注の職人さんが入り、自社の職人にも毎月給料を払います。一方で工事代金は、契約によりますが完成・引渡しの後にまとまって入ることが多い。この時間差のあいだ、会社は自分の運転資金で工事を立て替えていることになります。
会計の上でも、完成前に使った材料費や外注費は「未成工事支出金」という資産としていったん貯まっていき、完成したときに一気に原価へ振り替わります。詳しくは建設業の未成工事支出金とは?資産と負債のどっち?仕訳の方法を解説で解説していますが、帳簿の上で資産に見えていても、そのぶんの現金はもう社外に出ている、というのが資金繰り上の実感に近いところです。
この立て替えを軽くする仕組みが、着工金(前払金)や中間金です。工事の節目ごとに代金の一部を先に受け取れば、そのぶん立て替える金額は小さくなります。
ただし、その有無や割合は契約ごとに違います。「着工時に3割が相場」といった話を聞くこともありますが、相場として決まっているものではないので、自分の契約書に書かれた条件を確認してください。テンプレートでも割合を自由に入力できるようにし、着工金なし(完成一括)の工事も入れられるようにしてあります。
なお、下請けの立場で元請けから受注している場合については、元請けが発注者から前払金の支払いを受けたときは、下請負人に対して資材の購入・労働者の募集など工事の着手に必要な費用を前払金として支払うよう適切な配慮をしなければならない、と建設業法に定められているとされています(出典:国土交通省「建設業法令遵守ガイドライン(第12版)」・令和8年1月)。取り決めが曖昧なまま着工してしまうと、立て替えがそのまま自社の負担になります。
もうひとつが支払サイトです。材料店や外注先への支払いは「末締め翌月末払い」「末締め翌々月末払い」といった条件で動き、入金のほうにも同じように締めと支払日のずれがあります。入金と支払いのサイトが噛み合っていない月に、資金は薄くなります。
下請代金の支払いについては、元請けが注文者から出来形部分に対する支払いまたは工事完成後の支払いを受けたときは、その支払いを受けた日から1か月以内で、かつできる限り短い期間内に下請負人へ支払わなければならないとされています。また元請けが特定建設業者である場合には、注文者からの入金の有無にかかわらず、下請負人が引渡しの申出を行った日から起算して50日以内で支払期日を定めなければならないとされています(出典:国土交通省「建設業法令遵守ガイドライン(第12版)」・令和8年1月)。
支払手段そのものも動いています。2026年1月1日に施行された「中小受託取引適正化法(取適法)」では、支払手段としての手形払いが禁止されたとされています(出典:中小企業庁 ミラサポplus・2026年7月時点)。建設業の分野でも、約束手形の利用廃止に向けて前金払の充実・振込払いへの移行・支払サイトの短縮を進めるよう求められています。条件は年々変わりますので、自社に関わる部分は最新の一次情報で確認し、判断に迷うときは税理士や公的窓口に相談してください。
難しい設定はありません。次の順番でそのまま使えます。
工事の行を増やすときは、式の入った行をコピーして「コピーしたセルの挿入」で増やしてください(空の行を挿入すると計算式が入らず、金額が反映されません)。工事別シートは入金ブロックと支払ブロックが同じ順番で並んでいるので、両方の同じ位置に同じ数だけ挿入してください。サンプルの工事名や金額はすべて架空なので、自社の内容に書き換えてお使いください。
一般的な資金繰り表は、月ごとの収入と支出をまとめて入れる形が多いと思います。それでも残高の推移は追えますが、建設業だとなぜその月が苦しいのかが表から読み取れません。
工事別に入金予定を持っていると、答えがそのまま出ます。サンプルでいえば、9月・10月に残高が薄くなるのは、大型改修工事の外注費と材料費の支払いが9月と10月に落ち、その工事の完成金が11月まで入らないからです。原因が特定できれば、打てる手も具体的になります。工程を1か月ずらせないか。材料の発注を分割できないか。中間金の条件を次の契約から見直せないか。「なんとなく苦しい」が「この工事のこの支払いが原因」に変われば、相談する相手も内容もはっきりします。
もうひとつの効き目が、粗利との重ね合わせです。先行支出が大きい工事は、たいてい金額も大きく、社内では「大きい仕事が取れた」と歓迎されます。ところが工事別シートに並べてみると、いちばん資金を食っている工事の粗利率がいちばん低い、ということが珍しくありません。工事ごとの原価と粗利の考え方そのものは建設業の原価管理とは?目的と内訳、メリット、難しい理由を徹底解説、原価の上限を先に決めるやり方は実行予算とは?作り方を5ステップで解説(Excelテンプレ無料配布)で詳しく扱っています。
見積の段階から粗利を見ておきたい方は建設業の見積書テンプレート【無料・登録不要】原価・粗利まで見えるエクセル、着工後の実績を工事ごとに追いたい方は建設業の工事台帳テンプレート【無料・登録不要】原価・粗利まで見えるエクセルもあわせてどうぞ。見積・台帳・資金繰りは、同じ工事を別の角度から見ているだけなので、3つそろうと数字がつながります。
とはいえ、エクセルの資金繰り表には限界もあります。工事の本数が増えてくると、こんな場面が出てくるはずです。
こうした転記と突き合わせの手間をまとめてラクにするために作ったのが、建設業向けの業務管理クラウド「コンクルーAI」です。1名から使えて、工事ごとの見積・原価・請求がひとつながりになるので、入金予定と請求の情報を別々に持ち直さずに済みます。

「まずはテンプレートで自分の会社の12か月を並べてみる → 手作業の更新がしんどくなってきたらクラウドに移す」。この順番で十分です。今日はまず、無料のテンプレートから始めてみてください。
不要です。上のボタンからそのままダウンロードできます。「無料と書いてあるのに、結局アドレスを求められる」ということはありません。
マクロは使っていません。Excelの関数だけで計算しているので、「コンテンツの有効化」を求められることもなく、そのまま開いて使えます。
はい。工事名やサンプルの金額を書き換えて、自社の資金繰り表として自由にお使いください(テンプレートそのものの再配布・販売はご遠慮ください)。
読み込んで開くことはできますが、条件付き書式や印刷設定が簡易的に表示される場合があります。月末残高が赤くなる表示や自動計算をそのまま使いたいときは、Excelでの利用をおすすめします。
このテンプレートは現金・預金の出入りを追う作りなので、実際に現金化される月に入金額を入れてください。手形やでんさいで受け取った分は、受け取った月ではなく決済される月に入れると、資金繰りの実態に合います。なお2026年7月時点では、支払手段の見直しが制度面でも進んでいますので、取引条件は元請けや取引先と確認してください。
支払月が12か月の範囲を超える場合、テンプレートは「期間外」と表示し、12か月の表には集計しません。期首年月をずらしたファイルをもう1つ作って、翌年ぶんとして分けて管理するのが簡単です。
資金繰りは、儲かっているかどうかとは別のものさしです。建設業のように支払いが先に出て入金が後から来る商売では、利益の話とお金の話を分けて見ないと、忙しさの割に手元が細っていく理由がつかめません。
大事なのは、当てることではなく先に気づくことです。3か月先に残高が薄くなるとわかっていれば、工程の組み直しも、支払条件の相談も、金融機関への相談も、余裕を持って動けます。逆に、その月になってから気づくと、選べる手が一気に減ります。
今回の無料テンプレートは、工事ごとの入金予定と支払サイトから12か月の月末残高を自動で組み立てて、危ない月を先に見つけられるようにしました。まずはダウンロードして、進行中の工事を3件だけ入れてみてください。
建設業の資金繰り表エクセルテンプレート(無料・登録不要)
工事別の入金予定から、12か月の資金繰りが自動で立ち上がります。
外注費・材料費は「発生月+支払サイト」で自動反映。原価・粗利(社内用)シートつき。
ファイル形式:Excel(.xlsx)/マクロなし・関数のみで安全に使えます
【免責事項】
本フォーマットは、ユーザー様の自己責任においてご利用ください。内容の正確性について当社は保証するものではございません。万一、本フォーマットの使用により損害やトラブルが発生した場合も、当社は一切の責任を負いかねます。