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監督者:白澤光純
株式会社コンクルー 代表取締役CEO
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建設DXのツールが多すぎて全体像がつかめない——そんな声に応えて、建設業向け70サービスを15カテゴリ・各社ロゴ入りの1枚マップに整理しました。町場の中小建設会社の目線でカテゴリ別に解説、選び方の3ステップつき。出典明記で転載自由です。
AI搭載
コンクルーAI
顧客管理・見積作成・原価管理・電子受発注・請求支払いなど全ての業務がコンクルーAIひとつで完結


「建設DXって言うけれど、ツールが多すぎて、何が何やら分からない……」。展示会や広告でいろいろな名前を見かけるものの、全体像がつかめずにいる社長さんは多いですよね。
そこでコンクルーBase編集部では、日本の建設業向けデジタルツールを町場の中小建設会社の目線で整理した「建設DXツール カオスマップ 2026」を作りました。公式サイトで提供内容を確認できた70サービスを、15のカテゴリに分けて1枚の地図にしています。今回は各サービスのロゴ入り改訂版にリニューアルし、ひと目でサービスを見分けられるようになりました。

高解像度版の画像はこちらからご覧いただけます。本マップは、出典(コンクルーBase)を明記いただければ、社内資料・ブログ・SNSなどへの転載は自由です。
マップは左から右へ、おおまかに「会社の業務全体 → 現場 → 図面・測量 → お金・取引 → 人・安全」の順に並べています。
ツール名の横の※印は、主に大手ゼネコン・中堅以上向けのサービスです。町場の会社が検討リストに入れる場合は、規模感が合うかを最初に確認するのがおすすめです。
ここからは、マップの15カテゴリを左の列から順に、「何をするツールか」「どんな会社に向くか」の目線で解説します。気になるカテゴリだけ拾い読みしていただいて大丈夫です。
見積書づくりから原価管理、請求までを1つのシステムでつなぐ、いわば「会社の背骨」になるカテゴリです。AnyONE、サクミル、SAKSAK、建設BALENA、コンクルーAIなど、中小建設会社向けの選択肢が最も多い激戦区でもあります。エクセルや紙の管理に限界を感じたとき、最初に検討することになる領域です。単機能ツールを買い足していくより、このカテゴリで「見積〜請求が一本でつながる」ものを選ぶと、二重入力や転記ミスが減りやすくなります。
現場写真の整理、職人さんとの情報共有、工程の見える化など「現場のやりとり」を軽くするカテゴリです。KANNA、ダンドリワーク、現場ポケット、蔵衛門、Kizukuなどが中小向けの代表格。ANDPADやSPIDER+、Photoructionのように、より大きな組織向けのものもあります(※印)。主要サービスの違いは施工管理アプリのおすすめ19選の比較記事で詳しく整理しているので、あわせてどうぞ。
工事写真の撮影・整理と電子小黒板に特化したカテゴリです。ミライ工事やSiteBoxが代表格で、「写真整理だけでも先にラクにしたい」という会社の入口になりやすい領域です。公共工事の電子納品要件に対応できるかは、導入前に確認しておきたいポイントです。
図面を描く・見る・共有するためのカテゴリです。無償で長く使われてきたJw_cad、世界標準のAutoCAD、住宅系に強いARCHITREND ZERO、現場での図面閲覧に特化したCheXなどが並びます。設計事務所や元請とのデータのやり取りで形式(JWW・DWG等)が問題になりやすいので、取引先と合わせるのが実務的な選び方です。
ドローンで撮影した写真から3次元の点群データを作り、土量計算や出来形管理に使うカテゴリです。くみき、ScanX、OPTiM Geo Scan、快測ナビなどが並びます。土木・外構の会社で「丁張りや測量の手間を減らしたい」場合に検討価値が高い領域で、ここ数年で価格がぐっと身近になりました。
生成AIで見積案やパースを作る、新しいカテゴリです。タノモシカ、光/Hikariなどが登場しています。まだ発展途上の領域ですが、「一次見積のたたき台づくり」のような使い方から実務に入り始めています。今後マップの中で最も顔ぶれが変わりそうなカテゴリです。
拾い出しや単価データベースに基づく積算・見積の専用ソフトです。建築みつも郎17、みつもり主任、楽王シリーズなどの定番が並びます。基幹システムほど大がかりにせず、「見積だけを正確に速く」したい会社に向きます。
注文書・請書のやり取りや契約締結を電子化するカテゴリです。汎用の電子契約として広く使われるクラウドサイン、建設業界向けのCECTRUST-LightやCIWEB、施工管理と一体のANDPAD受発注などがあります。印紙代の削減効果が分かりやすく、経営者に説明しやすい領域です。
工事ごとの原価と会社の会計をつなぐカテゴリです。どっと原価シリーズ、レッツ原価管理Go2などの建設業専用ソフトが代表格。「工事別の粗利がすぐ出ない」「経理と現場の数字が合わない」という悩みの受け皿になります。
検査の記録や是正指示、そして現場に行かずに立会・確認を行う「遠隔臨場」のカテゴリです。SynQ Remote、遠隔臨場 SiteLive、現場カメラのSafieなどが並びます。公共工事の遠隔臨場対応や、現場を掛け持ちする監督の移動時間削減に効きます。
労務安全書類(グリーンファイル)の電子化やKY活動を支援するカテゴリです。グリーンサイト、Buildee、Greenfile.work、AIでKYを支援するHACARUS KYなどがあります。元請から「グリーンサイトで提出して」と指定されて使い始めるケースが多い、下請の実務に直結する領域です。
動画マニュアルのtebiki現場教育、危険を疑似体験する安全体感VRトレーニング、資格取得支援のCIC日本建設情報センターやSATなど、「人を育てる」カテゴリです。職人の高齢化と若手不足が進むなか、教え方そのものをデジタルで補う動きが広がっています。
助太刀、ツクリンク、GATEN職など、職人や協力会社と仕事をつなぐカテゴリです。助太刀やツクリンクは「急な応援がほしい」「新しい取引先を開拓したい」ときの選択肢で、繁閑の波をならす道具として定着してきました。GATEN職は建設・土木などの現場系職種に特化した求人・採用サイトで、新しい人材を採用したいときに向いています。
建設キャリアアップシステム(CCUS)への就業履歴の蓄積や、現場の勤怠管理を支えるカテゴリです。CCUS公式アプリの建レコ、使えるくらうど建設勤怠などが並びます。CCUS対応が元請から求められる場面が増えており、避けて通りにくい領域になりつつあります。
間接資材のモノタロウ、鉄骨などのBALLAS、建材検索・選定のtrussといった「モノの調達」のカテゴリです。電話とFAXでの発注をネットに置き換えるだけでも、発注ミスと手間の削減につながります。
マップを眺めて「どれも良さそうに見える」となったら、次の順番で絞り込むのがおすすめです。
あわせて、いま入っているツールと「データがつながるか」も確認しておくと安心です。見積のデータが原価管理に流れない、写真が請求書に添付できない——といった「ツール間の分断」は、導入後に気づきやすいつまずきポイントです。
ある業界のサービスやツールをカテゴリごとに分類し、1枚の図にまとめた業界地図のことです。「どんな選択肢があるのか」の全体像を短時間でつかむのに向いています。個々のサービスの優劣を示すものではないため、比較検討は各カテゴリの記事や公式サイトで行うのがおすすめです。
2026年7月時点で、各社の公式サイトで提供内容を確認できた建設業向けの主要サービス70個です。カテゴリ内は順不同で、すべてのサービスを網羅するものではありません。機能・価格・提供範囲は変更される可能性があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
Jw_cadのように無償で使えるソフトのほか、多くのクラウドサービスが無料トライアルや無料プランを用意しています。ただし無料の範囲はサービスごとに大きく異なるので、「無料でどこまでできるか」「有料になるといくらか」をセットで確認するのが安全です。
マップに掲載した各サービス名・ロゴは、各社の商標または登録商標です。ロゴは各社公式サイトで公開されている画像をもとに、サービスを見分けやすくする識別目的で掲載しています。掲載内容の修正・差し替え・削除をご希望の場合は、お問い合わせよりご連絡ください。速やかに対応いたします。
本マップは2026年7月時点の各社公式サイトの公開情報に基づき、公式サイトで提供内容を確認できた主要サービスを掲載しています(各カテゴリ内は順不同)。マップ画像は、出典として「コンクルーBase」の名称を明記いただければ、転載・引用は自由です。社内の勉強会資料やブログ、SNSなどでご活用ください。
建設DXのツールは種類こそ多いものの、カテゴリに分けて眺めれば「自社がいま必要としている領域」は意外と絞れます。まずはこのマップで全体像をつかみ、一番困っている業務のカテゴリから、無料トライアルで試してみてください。
マップは毎年更新していく予定です。ブックマークしておくと、次にツールを探すときにも役立ちます。