SPIDERPLUSを検討する建設会社向けに、図面・写真・検査情報をまとめる使い方と、料金を見積もる際の確認点を解説。iPad版とiPhone版の口コミを分けて読み、導入事例と自社の端末でのテストを判断に生かす方法を紹介します。
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SPIDERPLUSの評判には、図面と写真をまとめて確認できる便利さへの声がある一方、操作や写真整理への不満も見られます。点数だけで判断すると見落としやすいのが、iPad版・iPhone版・パソコンで担当する作業の違いです。
SPIDERPLUSは、図面上の位置と写真・指摘事項を結び付けて現場を管理したい会社の候補です。この記事では、公式機能、アプリストアの公開投稿、設備会社の導入事例を分けて検証します。実機の操作レビューではなく、2026年9月9日に確認した公開情報に基づく整理です。
設備工事や建築工事で、撮った写真がどの場所のものか分からない、検査の未完了箇所を追いにくい、是正指示を口頭で伝えている、といった課題がある会社は検討しやすいでしょう。
反対に、少量の写真を送るだけで足りる場合や、図面を登録・整理する担当を決められない場合は、運用の負担との釣り合いを確認したいところです。従業員数だけでは決まらず、現場数、扱う図面、元請との受け渡し方が選定条件になります。

公式の基本機能には、図面への書き込みや写真の関連付け、撮影箇所を示すカメラアイコン、電子黒板付きの工事写真、帳票作成などがあります。カメラアイコンの色を分けて、撮影の進み具合を確認する使い方も紹介されています。(出典:SPIDERPLUS公式・基本機能)
現場の課題 | デモで見る作業 | 確認のゴール |
|---|---|---|
写真の撮影位置が分からない | 図面から写真を開く | 撮影者以外も場所と内容を特定できる |
撮り忘れを後から発見する | 撮影予定の場所を決め、進捗を確認 | どこが未撮影か一覧で分かる |
是正指示が電話だけになる | 写真と指摘内容を相手へ伝える | 対応前後を同じ場所で追える |
報告書の作成に帰社が必要 | 現場の記録から帳票を出力 | 提出先の書式・画質を満たす |
例えば設備の貫通部を記録するなら、「位置を指定→写真撮影→確認→報告」の一巡を試します。画面上で写真を表示できても、最終的な提出書式に直す作業が残るなら、その時間も含めて比較します。これは本記事の確認例で、メーカーが保証する効果ではありません。
電子黒板の扱いから確認したい場合は、電子小黒板の始め方と選び方をご覧ください。元請が指定する写真の条件を先にそろえると、デモで見る範囲を絞れます。
確認時のApp Store表示は、iPad向け「SPIDERPLUS」が255件・2.2、iPhone向けが98件・2.7でした。これはそれぞれの評価件数と平均点であり、全利用企業の満足度ではありません。同じ人が別の版へ投稿している可能性もあるため、人数として合算しません。(出典:SPIDERPLUSのApp Store、iPhone版のApp Store)
2024年9月19日の投稿では、ボタン配置や画面操作への不満と同時に、サポートデスクへの高い評価が書かれています。また、2024年7月30日の投稿には、狭い場所でiPadを構えながら撮影するときの操作配置への要望があります。(出典:iPad版の公開レビュー)
こうした声から確認したいのは、自社の撮影姿勢や端末で無理なく操作できるかです。机の上の説明だけでなく、現場で持ち運ぶケースを付け、写真を撮って登録するまで試すと判断しやすくなります。投稿当時の問題が現行版で続いていると断定するものではありません。
2025年3月17日の投稿は、写真削除やファイル操作などの手間を指摘しています。提供元は同月19日の回答で、iPhone版は撮影に重点を置いた構成で、サーバー側に登録した情報はサーバー側の操作が必要になる場合があると説明しています。(出典:iPhone版の公開レビューと提供元回答)
「スマホでも使える」を「パソコンやiPadと同じ作業が全部できる」と受け取らないことが重要です。現場がiPhoneで撮影し、事務所が整理するなら、その引き継ぎも含めて実演してもらいましょう。逆に、職人がスマホだけで整理・出力まで終える予定なら、必要な操作を一つずつ確認する必要があります。
今回確認した公式トップ・基本機能ページには、契約総額を計算できる定額料金表は掲載されていません。必要な人数と業務を整理し、公式サイトの窓口で現行条件を確認しましょう。アプリストアの「無料」はアプリの入手を指し、法人サービスの利用料金が無料という意味ではありません。
見積前に決めること | 問い合わせ内容 |
|---|---|
利用者と端末 | 撮影・確認・管理 |
使う機能 | 基本機能のほか、どの検査・ |
導入準備 | 図面登録、初期設定、 |
継続・終了 | 契約期間、人数変更、 |
すべてが別料金になると主張する表ではありません。見積の前提をそろえるための項目です。アプリ料金だけでなく、端末や通信の準備、社内で管理に使う時間も並べて判断しましょう。

2023年12月6日公開の大橋エアシステムの事例では、当初2IDから使い始め、社内アンケートや会議を通して活用状況を確認しながら全社へ広げた経緯が紹介されています。現場では、写真や図面を使って記録から報告までつなげたことが説明されています。(出典:大橋エアシステムの公式導入事例)
この事例は、現在も2IDで同じ契約条件を選べると保証するものではありません。また、事例ページの時間削減率をすべての利用者へ当てはめることもできません。小規模会社が参考にしたいのは、最初に使う担当を絞り、その人たちが実際に困った作業を社内で共有した点です。
確認したいのは操作の速さだけではありません。誰が図面を更新するか、未送信の写真をどう確認するか、困ったときに誰が問い合わせるかまで決めると、導入後の負担が見えます。試用の可否・期間・人数は個別に相談してください。
SPIDERPLUSは、図面上の位置と写真・記録をつなげて管理したい会社に検討余地があります。口コミは端末と投稿時期を分け、必要な操作を現在の版で確認しましょう。より単純な写真共有で足りるのかも含めて比べるなら、施工管理アプリの比較記事が参考になります。