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監督者:白澤光純
株式会社コンクルー 代表取締役CEO
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施工管理アプリ「KANNA」は無料でどこまで使えるのか気になっていませんか。ITreview・BOXIL・App Storeの評判と公式ヘルプセンターの情報をもとに、無料プランでできること・できないこと、有料プランへ切り替わるタイミングを整理しました。
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「KANNA」という名前は見かけるけれど、実際の評判はどうなのか、無料でどこまで使えるのか——施工管理アプリを探している社長さんなら、一度は気になったことがあるのではないでしょうか。公式サイトには「無料で基本機能をお試しできます」とありますが、無料のまま使い続けられるのか、それとも一定期間だけの試用なのかは、公式サイトをざっと見ただけでは分かりにくいところです。
この記事では、KANNAの評判・口コミをITreview・BOXIL・App Store・Google Playの実際の投稿から確認したうえで、公式サイトとヘルプセンターの一次情報をもとに「無料の範囲」と「有料化のきっかけ」を具体的に整理します。本記事の情報は2026年8月10日時点のものです。料金・プラン内容は変更されることがあるため、契約前に公式サイトで最新情報を確認してください。
先に結論からお伝えします。
相性が良さそうな会社は次の3タイプです。
一方、慎重に検討したいのは次のようなケースです。
それぞれの根拠を、このあと評判・料金の実データで確認していきます。
KANNAは、株式会社アルダグラムが提供する施工管理・現場情報共有アプリです。写真・図面・チャット・工程表などをスマートフォンやタブレットで一元管理できる点が特徴で、公式サイトによると導入企業は100,000社以上(無料版を含む・2026年7月時点)とされています(出典:KANNA公式サイト)。
運営会社の株式会社アルダグラムは2019年5月8日設立、代表者は長濱光氏、東京都港区虎ノ門に本社を置き、社員数は75名(2025年9月時点)。情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格ISO/IEC 27001の認証も取得しています(出典:株式会社アルダグラム公式サイト)。
まず、主要なレビューサイト・ストアでの評価を、確認できた時点の数値でまとめました。件数が少ないサイトは参考値として見るのが安全です。

ソース | スコア | 件数 | 備考 |
|---|---|---|---|
ITreview | 4.0 | 1件 | 件数が少なく参考値 |
BOXIL | 5.0 | 3件 | 件数が少なく参考値 |
App Store | 4.3 | 277件 | 母数が最も大きい |
Google Play | 4.0 | 106件 | ダウンロード数1万以上 |
上記は2026年8月10日時点で各サイトを直接確認した数値です(出典:ITreview)(出典:BOXIL)(出典:App Store)(出典:Google Play)。
なお、KANNA公式サイトに掲載されている自社調べのApp Store評価は、2023年7月1日時点では4.5、2026年6月時点では4.3と、表記が更新されています(出典:KANNA公式サイト)。上の表の4.3・277件は、それとは別に本記事の執筆時点(2026年8月10日)でApp Storeを直接確認した数値で、直近の自社調べの数値ともほぼ一致しています。
ITreviewでは、経営・経営企画職の利用者(従業員50〜100人未満・導入決定者・有償利用)から、次のような評価が寄せられています。
「スマホで簡単に報告・記録ができ、現場作業の負担が軽減される」「写真・位置情報・コメントを一括で記録でき、情報の精度が向上」「操作が直感的で、ITに不慣れなスタッフでもすぐに使いこなせる」(出典:ITreview)
BOXILでは、不動産・建設・設備系の導入推進者から「写真の共有が出来るので具体的な質問と指示出しが出来る」「無料からスタートできる」という声が、システム管理者からは「操作が簡単」「複数企業を巻き込める」という声が寄せられています(出典:BOXIL)。
App Storeでも、操作のシンプルさを評価するレビューが目立ちます。「使い方が非常に簡単で、誰でもすぐに弄れます」(新日本工販・2024年5月22日投稿)、紙の図面をスキャンしてPC上でドラッグ&ドロップするだけで共有できる点を評価する投稿(MNDK8909・2024年5月7日投稿)などがありました(出典:App Store)。
一方で、気になる点として挙がっている声もあります。ITreviewでは「通信環境が不安定な場所ではアップロードに時間がかかることがある」「管理画面の表示項目が多い」「ボードでのフィルター機能にやや難があり多数の案件管理がやりづらい」という指摘がありました(出典:ITreview)。
BOXILでも「たまに動きが悪い」(2024年5月投稿)、「高齢化が進む職人さん達の導入ハードルをどうするか」(2023年11月投稿)といった声が見られます(出典:BOXIL)。職人さん側のITリテラシーが導入のハードルになる、という点は、複数のレビューで共通して触れられているテーマです。
ここが、この記事でいちばん確認しておきたいポイントです。KANNA公式サイトのトップページには「無料で基本機能をお試しできます」とありますが、公式ヘルプセンターの説明を読むと、無料の中身は2段階に分かれていることが分かります。

KANNA公式ヘルプセンターによると、KANNAには「有料プラン」「無料トライアル」「無料プラン」の3種類があります。
無料トライアルは、アカウント作成日から14日間、基本機能に加えて一部の有料オプションまで試せる期間です。トライアル終了後は、自動的に「無料プラン」へ移行します。自動的に有料プランへ移行することはありません。
問題はこの先です。無料プランでできることについて、公式ヘルプセンターには「協力会社様から招待を受けた案件情報の閲覧・編集が可能です」「自社案件を新規作成したい場合は、有料プランに移行する必要があります」と明記されています(出典:KANNA公式ヘルプセンター)。
つまり、トライアル後も無料のまま使い続けられるのは、主に「他社が契約したKANNAに、協力会社の立場でゲスト参加する」使い方です。自社が主体となって現場(案件)を作り、管理し続けたい場合は、14日間のトライアルが終わるタイミングで有料プランへの移行が必要になります。公式サイトの「導入企業100,000社以上(無料版を含む)」という表記も、この協力会社としての利用者を含んでいる可能性があります(公式に内訳が明言されているわけではなく、あくまで仕組みから推測できる範囲です)。
施工管理システムの費用相場【2026年最新】無料サービスもある?でも触れているとおり、「無料」を掲げる施工管理システムは、こうした条件付きのケースが少なくありません。無料の範囲を確認するときは、期間限定なのか、機能限定なのか、それとも今回のように「自社案件を作れるかどうか」なのかを、具体的に切り分けて見るのがおすすめです。
自社で案件を作って使い続ける場合、有料プランへの移行が必要です。公式サイトによると、有料プランは3段階に分かれています。

項目 | ライト | ベーシック | エンタープライズ |
|---|---|---|---|
対象 | 小規模事業者 | 中規模事業者 | 大規模事業者 |
自社アカウント数 | 10〜 | 10〜 | 20〜 |
保存容量 | 200GB | 400GB | 1,000GB |
案件テンプレート | 記載なし | 10テンプレート | 100テンプレート |
共通条件として、初期費用は0円、協力会社(他社)のアカウント数は無制限です。ただし月額・年額の具体的な金額は公式サイトに記載がなく、3プランとも「見積もり依頼」からの個別見積もりとなります(問い合わせ:03-6228-1844、平日10:00〜18:00)(出典:KANNA公式サイト・料金ページ)。
参考までに、BOXILのレビューでは、51〜100アカウントを利用する回答者が年間費用を150万円と回答していました。ただしこれは1社の個別回答であり、公式料金として明記された数値ではない点に注意してください(出典:BOXIL)。
ここまでの内容を整理すると、KANNAで有料プランの検討が必要になるタイミングは、主に次の4つです。
なお、工程表・ガントチャートは公式の機能ページでオプションではなく基本機能として案内されています。第三者のブログでは異なる説明も見られたため、契約前に公式ページで確認しておくと安心です(出典:KANNA公式サイト・機能ページ)。
評判と料金の実態を踏まえると、向き不向きはこのように整理できます。
KANNAが向いているのは、現場の写真・図面共有とチャットをまず一本化したい会社です。レビューでも「スマホで簡単に報告・記録ができ、現場作業の負担が軽減される」「操作が簡単」といった、操作性への評価が目立ちました。ITに不慣れな職人さんが多い会社ほど、シンプルなUIの恩恵を受けやすいはずです。
一方で、慎重に考えたいのは次のようなケースです。まず、無料のまま自社の現場管理を続けたい会社。前述のとおり、無料プランは協力会社としての利用が中心のため、自社案件を作り続けるなら早い段階で予算化を検討したほうが現実的です。また、見積・請求・原価管理まで一つのツールに集約したい会社は、KANNAの守備範囲の外にある可能性が高いため、別のツールとの併用や、業務全体をカバーするタイプのツールの検討が必要になります。
施工管理系のツールは、大きく分けると「現場の情報共有に特化したタイプ」と「見積・原価・請求まで含めて業務全体をカバーするタイプ」があります。KANNAは前者の、現場の写真・図面共有とチャットに軸足を置いたタイプです。
どちらが向いているかは、いま一番困っていることが「現場の連絡・共有」なのか、「見積から原価、請求までの事務まわり」なのかで変わってきます。他の選択肢も含めて比較したい場合は、建設業向けおすすめの現場管理アプリ6選や、建設業の業務管理を効率化するには?もあわせて確認してみてください。タイプ別の考え方が整理してあるので、KANNA以外の選択肢を検討する際の物差しになります。
Q. KANNAの固定費はかかる?料金は?
A. 月額・年額の具体的な金額は公式サイトに記載がなく、見積もり依頼をしたうえでの個別見積もりです。3プランとも初期費用は0円で、協力会社のアカウントは無制限・無料です(出典:KANNA公式サイト・料金ページ)。
Q. 無料トライアルの後はどうなる?
A. 14日間のトライアルが終わると、自動的に無料プランへ移行します。無料プランでは協力会社から招待された案件の閲覧・編集はできますが、自社の案件を新しく作るには有料プランへの移行が必要です(出典:KANNA公式ヘルプセンター)。
Q. 工程表やデータ出力はできる?
A. 工程表・ガントチャートは基本機能として案内されています。データのインポート・エクスポートも機能一覧に含まれています(出典:KANNA公式サイト・機能ページ)。
Q. アプリのダウンロード方法は?
A. App Store(iOS)・Google Play(Android)の両方で配信されています。App Storeの評価は4.3(277件)、Google Playの評価は4.0(106件・ダウンロード数1万以上)です(出典:App Store)(出典:Google Play)。
KANNAは、現場の写真・図面共有とチャットをスマホで一本化したい会社、ITに不慣れな職人さんが多くまず操作のシンプルさを優先したい会社に向いているサービスです。実際のレビューでも、操作性の高さを評価する声が多く見られました。
ただし「無料」という言葉には注意が必要です。無料で使い続けられるのは主に協力会社としての利用で、自社が主体となって現場を管理するなら、14日間のトライアル後に有料プランへの移行を前提に考えたほうが現実的です。見積・請求・原価管理まで含めて検討したい会社は、KANNA単体では守備範囲の外にある可能性が高いことも押さえておきたいポイントです。
料金・プラン内容は変更されることがあるため、契約を決める前には、公式サイトで最新の情報を確認してください。