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監修者:白澤光純
株式会社コンクルー 代表取締役CEO
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見積書の単価修正や過去案件の使い回しに手間がかかり、ソフト選びで迷う工務店の社長・事務担当者へ。候補9製品の料金・無料体験・Excel移行の確認点と、同じ過去見積で比べる手順を整理し、自社の人数や帳票に合う候補を選ぶための材料を紹介します。
AI搭載
コンクルーAI
中小建設会社のためのAIオールインワン業務管理ツール
顧客管理・見積作成・原価管理・電子受発注・請求支払いなど全ての業務がコンクルーAIひとつで完結


建設業の見積作成ソフトを探すきっかけは、エクセルの最新版探しや、似た明細の単価修正にかかる手間ではないでしょうか。月額だけを見ても、初期費用や利用人数、過去データの移行方法まで含めた負担は分かりません。見積だけを整えたいのか、その後の業務までまとめたいのかを先に決め、同じ過去見積で総額・操作・移行を比べると選びやすくなります。
比較対象は候補9製品です。掲載情報は照合済みの公式資料に基づき、確認日の表記は2026年10月2日です。各製品の見積機能と関連業務の対応範囲は、確認できた個別項目を除き、公式サイトで要確認です。契約前には各社の最新情報と自社向けの費用見積書を確認してください。
見積件数がまだ少なく、作る人も一人なら、まず今の書式と保存方法を見直すのも選択肢です。見積書テンプレートを参考に、明細・数量・単価の書き方と保存先をそろえるところから始めてみましょう。
一方、次のような状態が続くなら、ソフトを試す時期です。
判断の境目は枚数だけではありません。「同じ入力を何回しているか」「担当者が休んでも作れるか」を見て、転記や検索が重荷になった段階でソフトを試します。
一般的な比較の考え方として、見積書づくりを優先する「見積特化型」と、見積後の業務も検討する「オールインワン型」で、探したい範囲を整理します。検討の順番を示す説明で、掲載9製品の分類ではありません。必要な帳票や連携範囲は製品ごとに確かめます。
見積書づくりを優先するなら、明細の作成、階層の扱い、過去見積やExcelの利用を確認するところから始めます。必要な見積機能を満たす候補を探し、請求や原価へどこまでつながるかは別に質問します。
見積後の業務もまとめたいなら、案件に関わる別の作業まで確認する範囲を広げます。見積の合計だけが次へ渡るのか、明細まで引き継げるのかを質問し、現場担当も使うなら普段の端末で試します。

見積作業の困りごとから、確認する順番を整理した概念図です。製品の機能対応や効果を示す図ではありません。
自社の見積作業を五つの軸に分け、困っている順に確認します。
「月額○円から」だけでは、自社の支払額は決まりません。初年度は、初期費用、利用料、必要人数分の追加料金、設定・データ移行、オプション、保守やサポートを分けて確認します。翌年度以降は、継続する利用料、人数追加、保守、オプションの更新条件を確認します。
利用予定人数と必要な業務を伝え、「初年度」「翌年度以降」「一人増えた場合」を別々に出してもらいます。公開価格のない製品は要問い合わせとし、推測で総額を作りません。
「Excel対応」という言葉だけでは、何を移せるのか判断できません。見積書の見た目を取り込めるのか、明細データを読めるのか、顧客や取引先を移せるのか、単価マスタを登録できるのかは別の話です。
必要な移行を「帳票レイアウト」「顧客・取引先」「明細」「単価マスタ」に分け、対象データ、追加費用、修正方法を確認します。「移行支援」だけで、すべて自動で移るとは判断できません。
クラウドという表示だけで判断せず、自社のスマホで予定の作業を試しましょう。現場で行う作業を決め、対応を公式情報で確認できない製品は、文字の大きさ、下書き保存、パソコンでの続き方をデモや問い合わせで確かめます。
元請から指定書式を求められる、工種ごとに階層が深い、法定福利費の行を分けたいなど、会社ごとに外せない条件があります。見積書の見た目だけでなく、税率が混在する場合の扱い、値引き、端数、備考、提出用と社内用の出し分けを確認しましょう。
法定福利費については、算出機能の有無だけでなく、どの階層で使えるか、労務費をどう入れるか、直接入力が可能かも確認します。書き方を整理したい場合は、法定福利費の計算と見積書への記載方法も参考になります。
無料体験では、使える機能、人数、終了後のデータ、自動課金の有無を確認します。オンライン説明やデモの場合も、今のExcelを見せて移行範囲と契約後の窓口を尋ね、回答日を記録します。
比較条件をそろえるため、同じ過去見積を使いましょう。よく受ける工事から過去見積を一件選び、顧客名や住所を伏せた比較用データを用意します。
同じ明細、数量、単位、単価、値引き、備考を入力し、提出用の見積書を出します。見るのは完成までの時間だけではありません。どこを手直ししたか、過去のExcelから何を移せたか、単価変更が今回だけに効くのか、元の見積を残したまま改訂版を作れるかを記録します。
出力時は改ページ、社名欄、備考、端数を確認し、そのまま顧客へ出せる体裁かまで見ます。
現場で実際に使う人に、数量や備考など予定している作業を一つだけ入力してもらいます。事務所のパソコンでできる操作をすべてスマホで再現する必要はありません。現場で済ませたい作業が迷わず完了し、保存内容を事務担当が確認できることが合格条件です。
対応を確認できていない製品は、テスト可能かを先に問い合わせ、自社に近い明細量で見せてもらいます。
「既存の単価表をどう移すか」「指定書式を再現できるか」など、自社で起きる質問を一つ送ります。回答の速さだけでなく、質問の意図をくみ取ってくれるか、操作説明で終わらず代替案まで示されるか、追加費用が発生する範囲が明確かを見ます。
結果は「標準で確認」「追加設定が必要」「要問い合わせ」に分け、初年度費用と継続費を重ねます。
見積書づくりを先に整えたい会社は、照合済みの帳票・見積シートに関する情報を入口に、必要な機能を質問してみましょう。

Excelレイアウト取り込みの公式説明画面です。いま使っているExcel見積書と同じレイアウトの見積書を発行したり、独自レイアウトを新規作成したりする機能を示しています。公式ページの確認日は2026年10月2日です。(出典:使えるくらうど建築見積 Excelレイアウト取り込み)
料金・試用:価格はシステム構成や利用人数によって異なり、要問い合わせです。訪問・オンラインで操作感を確認できる案内があります。無料体験の有無は公式サイトで要確認です。(出典:使えるくらうど建築見積 公式サイト)
機能・移行:今の帳票を残したい場合は、比較用のExcelで取り込み後の見た目を確かめます。明細・単価の移行、スマホで行える作業と費用内訳は、レイアウト取り込みと分けて確認してください。
料金・試用:初期費用・利用料は要問い合わせ。試用条件は公式サイトで要確認です。
機能・移行:10階層の見積シートを作成でき、クラウド利用時には取引先のExcel見積データを読み込めます。階層の深い見積や取引先のExcelを扱う会社は候補にできます。読み込める列・書式と利用端末は公式サイトで要確認です。(出典:工務店応援隊 みつもり主任 公式サイト)
料金・試用:製品ページでは、スタンドアロン版(DVD-ROM版)の本体価格が80,000円+消費税と示されています。保守・更新費と試用条件は公式サイトで要確認です。(出典:建築みつも郎17 公式サイト)
機能・移行:インボイス対応書式は単一税率対応で、複数税率の混在には対応しないと公式仕様に明記されています。法定福利費行はトップ階層のみ利用でき、税別合計額から労務費、労務費から法定福利費を算出できるほか、直接入力も可能です。帳票条件が合う会社は候補にでき、利用端末・Excel移行は公式サイトで要確認です。(出典:建築みつも郎17 仕様)
詳細は建築みつも郎17の料金・機能を確認した記事でも整理しています。
次の6製品も、同じ「料金・試用」「機能・移行」で確認します。未確認の見積機能・業務の連携範囲・対象プランは公式サイトで要確認です。
料金・試用:最小構成の一名利用で9,900円/月から、税込10,890円/月からです。14日間の無料トライアルがあり、期間中も導入サポートを受けられると案内されています。初期費用は要問い合わせです。(出典:コンクルーAI 料金)
機能・移行:必要な見積機能、利用端末、Excel移行は公式サイトで要確認です。一名での費用と試用期間を入口に検討するなら、人数追加、契約後のサポート費、トライアル終了後の扱いも確認してください。
料金・試用:初期費用は0円、月額費用は9,800円からで、20アカウントまで含みます。価格はいずれも税抜です。2か月間の無料トライアルがあり、専任サポート担当付きの導入支援と無料の機能アップデートが案内されています。(出典:サクミル 料金)
機能・移行:見積で使える範囲、利用端末、Excel移行は公式サイトで要確認です。操作や運用の相談を重視する場合は、導入支援の具体的な内容、相談できる回数、契約後のサポート範囲と費用を質問してください。
料金・試用:ユーザー追加料金は1ユーザーにつき2,000円で、料金ページには「表示金額はすべて税抜価格」と注記されています。課金周期は公式サイトで要確認です。基本料金・初期費用は要問い合わせとし、含まれる人数と試用条件も確認します。(出典:アイピア 料金)
機能・移行:見積対応プラン、利用端末、Excel移行は公式サイトで要確認です。人数が増える予定なら想定人数を伝え、追加料金を含む初年度・翌年度の見積書を依頼してください。
料金・試用:料金はワンプランと案内されています。利用料・初期費用の金額は問い合わせてください。試用条件は公式サイトで要確認です。(出典:AnyONE 料金)
機能・移行:顧客・取引先データの移行支援があり、その他のデータは別途見積もりとされています。移行を相談したい会社は候補にできます。過去見積・単価表・Excel帳票が対象か、見積機能、利用端末、追加費用は公式サイトで要確認です。(出典:AnyONE 料金)
料金・試用:月額費用は9,800円からです。税込・税別は公式サイトで要確認です。初期費用は要問い合わせとし、人数と無料体験の条件も確認します。(出典:CONOC建設業クラウド 公式サイト)
機能・移行:AI見積もり機能でOCRによる自動読み取り・転記ができ、請求書発行時には登録番号と税率を記載できると案内されています。読み取れる資料の形式・内容、Excel移行、利用端末は公式サイトで要確認です。OCR結果は品名、数量、単位、単価を人が照合します。(出典:CONOC建設業クラウド 公式サイト)
料金・試用:初期費用は50,000円から、月額費用は5,000円からで、いずれも税別です。無料体験は公式サイトで要確認です。(出典:KAKUSA 公式サイト)
機能・移行:Excelや他のソフトウェアからの移行サポートが案内されています。移行を相談したい会社は候補にできます。見積機能、移行対象、利用端末は公式サイトで要確認です。ライセンス、オプション、移行、保守を含む総額を質問します。(出典:KAKUSA 公式サイト)
料金と移行は、照合済みの公式資料で確認できた範囲を整理しています。表の「—」と本文の「公式サイトで要確認」は、今回の資料で条件を確認できていない項目を示し、機能やサービスがないという意味ではありません。「要問い合わせ」は今回の資料で金額を確認できない項目について、問い合わせを勧める表記です。各製品に同じ人数・帳票・利用端末・移行データを伝え、確認待ちの項目を埋めてから比較しましょう。
(2026年10月2日に公式サイトで確認。税込/税別は公式表記どおり)
製品 | 初期費用・本体 | 月額・利用料 | 利用人数・追加料金 |
|---|---|---|---|
使えるくらうど建築見積 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 利用人数により料金が異なる。要問い合わせ |
工務店応援隊 みつもり主任 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | — |
建築みつも郎17 | 本体80,000円+消費税 | — | — |
コンクルーAI | 要問い合わせ | 9,900円/月〜。税込10,890円/月〜 | 一名利用の最小構成。 |
サクミル | 0円、税抜 | 9,800円/月〜、税抜 | 20アカウントまで含む。 |
アイピア | 要問い合わせ | 基本料金は要問い合わせ | 追加は1ユーザーにつき2,000円(税抜)。 |
AnyONE | 要問い合わせ | 要問い合わせ | — |
CONOC建設業クラウド | 要問い合わせ | 9,800円/月〜。税込・ | — |
KAKUSA | 50,000円〜、税別 | 5,000円/月〜、税別 | — |
保守・サポートは、相談できる内容、対応窓口、更新費、契約後の追加費用を各社に確認します。導入支援の具体的な範囲と契約後の費用は、料金・利用人数と分けて確認してください。
費用を整理する考え方の一例として、初年度費用を「初期費用または本体+初年度の利用料+人数追加+移行・設定+オプション+保守」、継続費を「利用料+人数追加+オプション+保守」に分けます。契約に含まれる項目は重複して足さず、不要な項目は外します。上の価格だけでは契約期間や課金開始日、含まれる人数、移行費がそろわないため、同じ人数・必要機能・期間の費用見積書を取りましょう。
製品 | 無料体験・説明 | Excel・データ移行 |
|---|---|---|
使えるくらうど建築見積 | 訪問・オンライン説明あり。 | Excel見積書のレイアウト取り込み |
工務店応援隊 みつもり主任 | — | 取引先のExcel見積データ読み込み。クラウド利用時 |
建築みつも郎17 | — | — |
コンクルーAI | 14日間無料。期間中の導入サポートあり | — |
サクミル | 2か月間の無料トライアル | — |
アイピア | — | — |
AnyONE | — | 顧客・取引先データの移行支援。 |
CONOC建設業クラウド | — | OCRによる自動読み取り・転記。 |
KAKUSA | — | Excel・他ソフトからの移行サポート |
(出典:サクミル 料金)
無料体験を試す際は、期間、起動回数、機能制限、人数、自動課金、終了後のデータを確認します。単価表の登録代行は、対象や費用を移行支援とは分けて質問してください。
CONOC建設業クラウドは、AI見積もり機能でOCRによる自動読み取り・転記ができると案内しています。対象資料の形式・内容は公式サイトで要確認です。具体的な入力、出力、利用条件は画面や説明で確認します。(出典:CONOC建設業クラウド 公式サイト)
比較では、元資料、AIが作る範囲、人が確認する項目を記録します。OCRなら文字、桁、数量、単位、単価を照合し、速い出力と提出可能な見積を分けて評価します。建設業の見積作成AIの考え方も参考になります。
AIを使う製品でも、最終確認を担う人、修正履歴の残し方、元データの扱いを決めてから試します。まず一件を従来の見積と並べ、抜けや読み違いを確認した結果を、AIに任せる範囲の判断材料にします。
判断の目安として、今のテンプレートで必要な帳票を作れ、計算と保存先を確認できるかを見ます。単価修正、検索、共有、別帳票への転記が負担なら、同じ過去見積でソフトを試してみましょう。
最初に解消したいのが、階層や明細、単価、帳票など見積書づくりなら見積特化型を候補にします。見積の数字を別の業務でも使いたいならオールインワン型も候補にします。分類だけで決めず、同じ一件を最後まで操作し、残る転記を比べてください。
公開された月額だけでは決められません。初期費用、人数、見積機能を使えるプラン、移行、オプション、保守、契約期間を、自社の条件で確認する必要があるためです。利用人数と必要機能をそろえて、初年度と翌年度以降を分けた見積書を依頼してください。
レイアウト、明細データ、顧客・取引先、単価マスタを分けて確認してください。比較用ファイルを渡し、移せる項目、手直しが必要な項目、追加費用を回答してもらいます。取り込み後の帳票と金額を元のExcelと照合しましょう。
オンライン説明やデモでも比較できます。事前に匿名化した過去見積と質問を送り、「この一件をどう再現するか」を見せてもらいましょう。見学だけで終わらず、帳票、移行、利用人数、サポート、初年度と継続費を同じ様式で記録することが大切です。
建設業の見積作成ソフトを選ぶときは、見積づくりを先に整えるか、見積後の業務も検討するかを決めるところから始めましょう。製品名や分類から機能を推測せず、公式情報と自社のテストで判断してください。
よく作る過去見積を匿名化して一件用意し、同じ人数と必要機能を各社へ伝えます。三つのテストを行ったら、初年度費用と継続費を分け、Excel移行の対象と追加費用までそろえて比較します。結果を、導入候補を判断する材料にしてください。